
簿記の教科書には、「摘要に何を書けばいいか」も「1円が合わないときにどこから手をつけるか」も載っていません。私が20年前に困ったのは、まさにそこでした。
私の資格は日商簿記2級だけです。それでも経理の仕事が回ってきたのは、資格ではなく「実際に手を動かして覚えたこと」の積み重ねだったからだと思っています。
このサイトに書いているのは、その20年分の中から「新人のときに誰かに教えてほしかったこと」だけを抜き出したものです。経理を任されたけれど社内に聞ける人がいない、という方に向けて書いています。
はじめまして、経理のとびら管理人です。
50代・男性。経理一筋、もう20年以上になります。
私が働いてきたのは、大手ではなく中小企業やベンチャーです。いまの会社には上に本社があり、決算書や税務申告書は本社が作ります。私の仕事はその手前——日々の仕訳、月次の締め、年末調整、そして申告に使う根拠のデータを揃えるところまでです。少人数で回している分、この範囲のことはほぼ自分の手でやってきました。
このブログでは、そんな現場叩き上げの視点から、
- 経理の仕事って実際どんな感じ?
- 教科書と実務がずれているとき、どう判断する?
- 社内に聞ける人がいないとき、どうする?
といった疑問に、本音でお答えしていきます。
気軽に読んでいただけると嬉しいです!
経歴・保有資格
- 経理実務歴20年以上(中小企業・ベンチャー企業を中心に複数社を経験)
- 日商簿記検定2級 取得
- 現在は月次決算と、年次決算・税務申告のための根拠データの作成を担当
これまでに担当してきた業務
少人数で経理を回す環境が長かったので、日々の入力から月次の締めまでは、ほぼ自分の手でやってきました。一方で、決算書の作成と税務申告は本社の担当で、私は関わっていません。顧問税理士とのやり取りも、私の業務にはありません。
- 日次業務:現金精算、経費精算、仕訳入力、売掛金・買掛金管理
- 月次業務:月次決算、残高照合、支払い・入金の確認
- 年次業務:年末調整(150人規模)、年次決算・税務申告のための根拠データの作成
- 税務関連:消費税の税区分の設定、取引先がインボイス発行事業者かどうかの管理
現金精算のような日々の細かい業務から、月次の締め、年末調整、申告のための根拠づくりまで。申告書そのものは作っていませんが、その手前の実務を20年やってきたことが、このブログを書くうえでの土台になっています。
このブログについて
経理の実務で役立つ情報を、現場の視点からお届けしています。仕訳・勘定科目・経費・税務など、教科書だけでは判断しきれない場面での考え方を中心に書いています。
記事を書くにあたっては、次の点を心がけています。
- 自分が実際に経験した範囲のことを書き、経験のない分野については断定しない
- 会社によって取り扱いが異なる論点は、その旨を明記する
- 税制・会計基準に関わる内容は、公的機関の情報を確認したうえで記載する
なお、掲載内容は一般的な情報提供を目的としたものです。個別の判断については免責事項もあわせてご確認ください。
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